服部屋敷跡にて 樫立踊りを鑑賞。 (樫立地区)
江戸時代、幕府の御用船を管理していた服部家。当時のお屋敷は残っていませんが、午前10時から樫立踊りのお披露目があります。御用船の乗組員が各地の唄や踊りを伝え、八丈島流になっていったそうな。東京都指定無形民俗文化財として保存会が場踊り・手踊りとして長く受け継いでいます。最後は観客も一緒に踊りました♪
尚、公演は時折、お休みされてることもありますのでご了承を。
八丈太鼓。
下拍子・上拍子の両面打ちで基本は自由。
昔ながらの両足をそろえて叩く方式をとっていました。
昔は太鼓を木にぶらさげて打っていたこともあったそうです。
踊りながら太鼓を打っては娯楽のない時代を楽しんだようです。
太鼓の音を辿って人々が集まってくるので「人寄せ太鼓」とも呼ばれました。
近年は若い人を中心に早打ち叩きが多くなりました。
両足を開いてかまえ、ダイナミックな叩き方が主流になってきましたが、
こちらで見られる昔ながらの叩き方も粋なものです。
黄八丈の着物と帯がまたいいですね。^^ 私の眼はそちらにもくぎ付け♪
樹齢数百年といわれる蘇鉄(ソテツ)がここの敷地で見られます。
赤い実がのぞいていました。
食糧難時代の貴重な代用品としてわざわざ植樹した地域もあるそうですが、
有毒物質が含まれてるそうですよ。食べれるまでに熟練の精製方法があるそうです。
ちなみに、八丈島生まれの私ですが、
この島で蘇鉄の実を食べたというのを聞いたことがありません。m(__)m
御赦免花(ごしゃめんばな)
蘇鉄の花が咲く年は赦免(罪を許される)があり、江戸に戻れる…と流人たちが待ち焦がれていたという言い伝えが残っています。赦免されてもなお島に残ったり、自らの希望で八丈に舞い戻って来る人もいたそうですが。