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鏡開き 

神棚から鏡餅をおろしました。

ささやかに年神様をお迎えいたしましたので、

きょうはその霊力を分けて頂きたくごちそうになります。

 

 

 

「揚げ餅ぜんざい」(お汁粉)

お餅を油で揚げて大根おろしと醤油で食べようとしたら、

冷蔵庫に残った黒豆と合うかも? 

黒豆もいよいよ使い切らねばなりません。

おしるこにはいつも茹でた餅か焼いた餅を入れてたのですが、

油ものと甘味がマッチして♪とってもおいしかったです。(^^♪v 

 

 

 

 

「黒豆餅」

切り餅を砂糖水に浸してレンジでチン、柔らかくして捏ね直した後に、

黒豆と100円ショップで買ってきた餡子を合わせて包みました。

寒い季節はお餅が硬くなるので食べる直前に作りました。

餅を捏ねる前に片栗粉を若干混ぜると幾分は柔らかく保てると聞いたことはあります。

1個ずつラップに包んで乾燥防止して、

硬くなったらレンジに入れるか蒸しなおすといいかもだけど、

やわらかくなりすぎるかもしれません。

 

 

 

「よもぎ餅」 

散歩の途中で摘んできた冷凍庫のヨモギを思い出し、

ついでに作りました。

同じように黒豆と餡子が中に入ってます。

個人的には何も入れないよもぎ餅が好きなんですけどね。

ヨモギの葉って包丁では切りにくいんですよね。

いったん茹でてアクを取り、ハサミで細かくカットして、

すりこ木ですりおろしたのですが、

これがなかなかの重労働でして、途中でやめました。(;´∀`) 

ヨモギはパリパリに乾燥させてから粉砕させた方がよろしいかと思います。

山で暮らしていた時、ミキサーにかけたりして何度もトライしたものです。

色がくすんでいるので緑の食紅を入れてごまかそうと思いましたが、

‥辞めました。(≧▽≦) 中身はしっかりヨモギ色です。

 

<八丈島の餅つき>12月の28日だったか、29日だったか、

昔はひとつの家に親戚中が集まって餅つきをしたものです。

29日は二重苦で忌み嫌う日ととらえる人もあり、

29=ふく=福を呼ぶととらえる人もあったりでよく覚えてませんが、

餅つきの日はあちこちの家からぺったん、ぺったんと音が聞こえてきたものです。

真夜中の2時頃から搗き始め、夜が明けて昼になっても搗き続けたものです。

親戚が親戚を呼んで、そのまた親戚が親戚を呼んで・・そのまた親戚が…

餅餅餅… とキリがないほど大勢の人が集まる大きな行事でした。 

大きな鏡餅から作り始めて、次には小さな餅を丸め、

次には平たく大きく伸ばした餅へと、昔はどこの家も大家族でしたから、

子供たちも一緒に手伝って、総出でどんどん作ったものです。

合い間に搗き立てを大根おろしや餡子で食べる楽しみがありました。

 

そのうちに家庭用の「餅つき機」が新商品として開発され、

民宿で忙しかった母は真っ先に飛びつきました。

専門のお店に各個人で注文する人も出てきて時代が変わりました。

大勢の人の手がいる臼で餅を搗く家は少なくなりましたが、

それでも昔ながらのやり方で続けているところもあるようです。

先日会った人に「なぜ自分で作らないんだ?」と言われました。

そんなこと言われたって……

真空パック詰めの簡単なお餅が売ってるんだもん。(*'▽') 

いつも今頃はかび臭くなってたのが心配なくていいんだもん。 

 

神様、ごめんなさい。ご利益に変わりがありませんように。

鏡餅は切らずに割って食べるように言われてますが、

昨今の事情に合わせてパック詰めお餅をありがたく頂戴いたします。m(__)m 

末広がりに良いことがありますようにと、

「割る」ことを「開き」のことばにした日本の伝統行事のいわれを

次の世代にしっかりと伝えたいものです。

 

 

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  お餅 - 八丈島民泊 和み家 (nago-mi-ya.com)