梅雨入りした状態で雨が降り続く中、
雨の止んだ合間に薬師堂に行ってきました。
大賀郷東里地区で管理している薬師如来堂、
島の人には目の神様としても親しまれています。
私にしても子供の頃からの馴染み深い所で、
家から歩いてでも行けますが、車で行って参りました。
薬師様、ご無沙汰しております。m(__)m
ここへ来るとまずは目に付くのが大きな銀杏の木です。
たしか、昭和50年の台風だったか、白アリもついていたものか、
もっと、もっと大きな大木が、
一度倒れたとも聞いた気がするのですが記憶がございません。m(__)m
数十年たった今も再生されたものか、静かにたたずんでいます。
昔はこの銀杏の木を使って御札(おふだ)を作っていたとも聞いたことがあります。
この木の横には鳥居があって、例祭には昔はお神輿も出ていたそうで、
神仏混交の信仰をうかがわせます。
今で言うと、パワースポットのような存在で、
「お水取り」として全国各地から湧水を汲みに来る人が絶えません。
この日も若い女の人がペットボトルを持ってやって来ていました。
私も少し口にしてみましたが、水が柔らかく感じました。
ただ、大雨が続いた後、
水と土が巻かれてどぶ臭くなることもあったので注意が必要です。
イチョウの葉が黄色く色づく12月の第2日曜日にはお祭りがあり、
地域の人が餅つきやバーベキューをふるまってにぎやかしています。
尚、ここ数年はバーベキューはコロナでお休みされているかもしれません。
管理してくれる後継者を次の世代に引き継がれるよう願っているところです。
「薬師堂」
私の小さい頃、左側に舞台を作って演芸もお披露目されました。
目を見張るような美しい女の人の日本舞踊を見て、
「あの先生に踊りを習いたいっ!!」と母に駄々をこねたものです。
私が日本舞踊を習う原点となったところです。
今の時期、雨で草むらになっていますが、
12月のお祭り日には東里地域の人が総出で朝早くから草取りをしてくれます。
間近でカメラを向けるのが失礼かと思い、遠くから写させて頂きます。m(__)m
南洋の植物を思わせるようなモンステラの葉。
いかにもこの島らしいですね。
上を見上げると、
緑色の銀杏の葉が広がり、
周囲はまっすぐに伸びた木々の林にぐるりと囲まれるので、
なんだか、荘厳な神々しさの中に佇んでいる自分がいて、
優しく見守られているような気分になれました。